スポンサーリンク

【胸オペまでの経緯③】胸を小さくすることにした

胸オペまでの経緯

前の記事はこちら↓

前回からの続きです。

「胸を平らにする」という選択肢が僕の中に生まれたものの、
実は、平らにするか少し大きさを残すか、迷っていました。

結局、初めは平らにはしないことにしました。
そう決めるまでの経緯について書いていきます。

平らにするか迷った理由

温泉に行きたいから残す?

僕は温泉に入るのが好きでした。本当に好きでした。
でも胸が大きいのを人に見られるのが苦痛で、長い間行けていませんでした。

平らにしてしまったら、逆に変に思われるかもしれないし、
だったら胸を小さくして、違和感がないと思われるくらいの大きさを残せば、安心して温泉に行けるかもと思いました。

服を着た時に平らなら良い?

僕は普段からナベシャツを着るようになっていました。
服を着た時の見た目は平らに近くなり、自分の胸に対する嫌悪感はかなり軽減されていました。

でも僕はもともと胸が大きかったので、
潰しても綺麗に平らになるわけではなく、限界がありました。

初めてナベシャツを着た時の、「服を着た時に胸が目立たなくて感動した」という経験から、
当時の僕にとって「”服を着た時に”平らになっていること」がとても大事でした。

胸自体を平らにしなくても、小さくしてナベシャツを着れば平らに見えるのなら、
それで良いかもしれないと思いました。

平らにした方が楽?

でも、そもそも平らにしてしまえば、ナベシャツを着る必要も無くなります。

ナベシャツは毎日着ていて慣れてはいたものの、
やっぱり苦しいし暑いし動きづらいので、平らにしてしまった方が楽かもしれないとも思いました。

「女性らしく」無くなれば満足?

僕は男性になりたいわけではないし、「男性らしい胸」にしたいわけでもありませんでした。
でも、「女性らしい」胸であること、要は胸が大きいことがとても嫌でした。

世間で言うところの「女性らしさ」が無くなれば自分が満足するのなら、
平らでなくても、胸が小さい状態になれば良いと思いました。

後悔したくない

「今よりも胸を小さくする」ことに対しては、絶対に後悔しないという確信がありましたが、

大きさを残した状態にして、やっぱり平らにすればよかったと後悔したくないし、
平らにしてから後悔しても元には戻せないし、

残したい理由も、平らにしたい理由もあったので、とても悩んでいました。

脂肪吸引をすると決めるまで

胸オペができる病院のカウンセリング

色々と迷ったり考えたりしていたとき、ふとあることに気づきました。
平らにする方法は調べたらすぐ出てくるけど、少し残すのってそもそも可能なのか?

そこで、ある病院にカウンセリングに行って、訊いてみることにしました。
平らにするかどうか迷っていることや、意図的に少し残せるのかを知りたいことを話しました。

返ってきた答えは、
「さっさと胸取っちゃえば?平らにすればいいじゃん」でした。

マジか。こっちは真剣に悩んでるんだけど。
無遠慮すぎるっていうかなんていうか、片道2時間と交通費かけてこれかー。
この出来事により、僕の人間嫌いは加速しました。
とりあえず、その病院には一生行かないことにしました。

なお、この記事にちらっと出てくる、選ばなかった方の病院です↓

強引に「平らにしなよ」と言われたことと、
その時の相手の態度や会話内容に対して嫌な印象を持ったことが繋がってしまって、
脳内で「平らにする=嫌」みたいな式ができてしまったような気がします。
平らにするのはやめようかな、とその後はしばらく思っていました。

本当はこの時に複数の病院にカウンセリングに行けば何か違ったかもしれませんが、
僕は人間と関わることに苦手意識があるので、最初に行ったこの病院の対応で心が折れました。

脂肪吸引ができる病院を見つける

そんな中、美容整形などを行っている病院のHPで、胸の脂肪吸引ができるという情報を見つけました。

平らにする胸オペよりも安いし、
これで胸が小さくなって嫌悪感が解消されるのなら、それで良いのでは?

当時は平らにして後悔するのが怖いという気持ちが大きかったので、
最初は脂肪吸引をすることにしたのです。

※本題とは関係ないですが、
「病院」と「クリニック」って、法律でちゃんと区分されているんですね。この記事を書きながら調べてたら知りました。
これまでの複数の記事で、色んな「病院」が登場してますが、正式には「クリニック」のところが多かったです。
でも、修正するのも大変なので、今後も「病院」の表記で押し通します。

でもお金がない

ただ、平らにするより安いとはいっても、30万円以上かかる手術です。
大学の授業もサークルもあるし、自力でバイトして貯めるのは時間がかかりすぎます。

そうだ、今こそ親を頼るときだ。
学費を親に出してもらっていたタイプの大学生だった僕は、既に頼りまくっているくせに、そう考えました。

ただそうなると、何のためにお金の支援をしてもらうのか明確にして頼む必要があります。
かなり勇気が要りましたが、自分の性自認や身体的な違和感などの話をして、
胸を小さくするために脂肪吸引をしたいから、お金を貸してほしいと伝えることにしました。

まとめ

「平らにせず、まずは脂肪吸引をする」と決めるまでの話でした。

次回は、親へのカミングアウトについてです。

続きはこちら↓

タイトルとURLをコピーしました