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【胸オペまでの経緯②】身体的な違和感

胸オペまでの経緯

前の記事はこちら↓

前回からの続きです。

前回は、社会的に女性とされることに対する違和感と、性自認の自覚について書きましたが、
今回は、生物学的に女性であろうことや、身体的な特徴が女性っぽいことに対する違和感の話です。

違和感を覚え始めた時期

身体の成長と違和感

生物学的性に関しては、中学生くらいになってから違和感を持つようになりました。
ただ、社会的性と同じように、当時は「これは違和感である」と自覚できていたわけではなく、
「なんで自分は女性の身体のつくりをしているんだ?意味わからん、でもどうしようもない」みたいな感情を持っていました。

それから生理が来たり胸が大きくなったりして、自分が生物学的に女性であることを再認識せざるを得ないような出来事が起こると、
違和感はだんだん嫌悪感に変わっていきましたが、それでも当時はまだ自覚できていませんでした。

いつ自覚したのか?

「なんだか嫌な感じがする」という感情が、はっきりとした嫌悪感に変わったのは、やっぱり大学生の時でした。
「LGBT」を知ってから少し経った頃でした。

胸を平らにしたいと思うようになる

初めてナベシャツを着た

大学生2年生くらいになって、ナベシャツを着る機会がありました。

ナベシャツというのは、胸を押さえつけて平らっぽく見せたいときに着るインナーです。
他にも色々な呼び方があるようですが、たぶん「ナベシャツ」が最も普及している呼び方ではないかと思います。そのネーミングに対しては複雑な気持ちで、あんまり好きではありません。

とにかく、僕はそれを着ました。
すると、すごくしっくり来たような、求めていたのはこれだと感じるような、
「FtX」という言葉を知った時と同じくらい、スパァンと答えを見つけたような感じがしました。

それと同時に、自分の胸に対する明確な嫌悪感を自覚しました。

身体的な女性らしさを無くしたい

僕は生物学的に自分が女性であることも、身体的な見た目が女性であることも、嫌でした。
生理があることも、骨盤が広い骨格も、胸が大きい体型も、できることなら全部無くしたいと思いました。

でも生物学的に男性になるのは今の医学では無理だし、そもそも男性になりたいわけではないし、性別を本当になくして、”無性”になりたいと思いました。
でも、最初が女性として生まれてしまってるので、完全に無性になるなんてことは出来なそうだなと思うし、もし出来るとしてもとんでもないお金がかかるだろうから僕には無理です。

だからせめて生物学的というより身体的に、表面的な形だけでも、女性っぽくない感じにしたいと思いました。
骨盤を削るのはちょっと無理だろうし、それならまずは胸です。

……というようなことを、きっとうまく言語化できないモヤモヤの中で僕は考えていたんだと思います。
だから、ナベシャツを着たときに、胸を平らに見せることが一つの答えだと思ったんだろうな。

まとめ

身体的な違和感の自覚や、胸を平らにしたいと思うようになったきっかけについて書きました。

次回は、「平らにはしないけど小さくしよう」と考えた話です。

続きはこちら↓

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