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胸オペ体験談②~カウンセリング前編~

胸オペ② 胸オペ体験談

前の記事はこちら↓

この記事では、胸オペ前のカウンセリングの内容について書いていきます。
前編の今回は、手術の方法や傷についてです。

カウンセリングでは、気になっていたことや不安に思っていたことを質問したり、手術の方法や日程に関する説明を受けたりしました。

僕がどんなことを訊いたのか、回答はどうだったか、その後手術を受けてみて実際どうだったか、などを書いていこうと思います。

手術方法について

どの手術方法になるか

僕のもともとの胸のサイズは、多分CカップかDカップくらいです。
ちゃんと測ったことはないので分かりませんが、ナベシャツを着るようになる前の時期は、そのくらいの大きさのブラをしてました。

ちなみにナベシャツというのは、胸を平らに見せるために押さえつける下着のことを指しています。
超息苦しいです。
ネーミングセンスには疑問がありますが、他にメジャーな呼び方があまりなさそうなので、とりあえずこの呼び方にしておきます。

病院に手術方法について問い合わせたところ、「直接診ないと分かんないよ~ごめんね」的な回答でした。(もちろん実際にはこんな緩い文章ではないですが)
まあそうですよね。その通りすぎる。

僕は、よくU字切開といわれる、傷が小さく済む手術方法がいいなあと思ってはいたのですが、
カウンセリングで実際に診てもらった結果、I字切開で手術をするのが良いだろうということになりました。横一直線に大きく傷跡が残る方法です。

色んな病院のHPにも手術方法についての説明は載っていますし、目安のサイズなどは書いてありますが、最終的には実際に診てもらわないと分からない部分ではあります。

複数の病院にカウンセリングに行ってみて、自分に合うと思ったところで胸オペを受けるのがおすすめです。(と言いつつ僕は2つの病院しか行ってませんが、やっぱり複数行くのがおすすめではあります)

意図的にAカップ程度残すことは可能か

初回のカウンセリングの時点では、まだ僕は胸を平らにするかどうか迷っていました。
サイズが大きいから嫌なのか、胸がふくらんでいること自体が嫌なのか、自分でもはっきりしていなかったからです。

僕の性自認は男性でも女性でもなくて、「男性のような胸」にしたいわけでもないし、「女性らしい胸」でいたいわけでもないし、自分はどうしたいんだろう?どうなったら満足するんだろう?後悔しないんだろう?と思っていました。

もし大きさが嫌なのだとしたら、意図的に胸をAカップ程度残せば満足するんだろうか?
そしたらナベシャツもあんまり苦しくなく着られて快適なのかもしれない。
他人の目があるから行きたくない温泉にも、あまり視線を気にせず行くことが出来るんだろうか。
平らにしてしまったら、あとで後悔したりしないだろうか。
でも少し残したときに後悔するのも嫌だ。修正するとしたらお金かかるし。

「意図的にAカップ程度残すことは可能か」という事前の問い合わせに対しては、「出来なくはないけど、やっぱ実際に診ないと分からないよ~」というような回答でした。
ですよね。逆に実際に診ずに断言する医者は信用ならない。

結果的には、カウンセリングで色々話す中で、平らにすることに決めました。

傷跡について

直線?曲線?

傷口について、綺麗な直線に出来るのか、曲線になるのか気になっていました。
なんとなく曲線だと嫌だなと思っていましたが、やっぱり「人によるしどうなるかは断言できない。左右差が出ることもある」とのことでした。

手術を受けた結果としては、もちろん定規で引いた直線ではないですが傷口はまあまあ真っすぐで、それほど大きな左右差はない状態になっています。

傷跡は目立たなくなるのか?

また、傷跡は時間が経てば目立たなくなるものなのか、それとも目立つ形で残ってしまうのか、という質問もしました。
予想はしていましたが、「体質による」という回答でした。

僕はもともと胸に大きめの傷があったこともあり、傷ができること自体に抵抗はありませんでした。でも、できることなら目立たない状態に治ればいいなと思っていました。
そして、もともとある傷は目立たない状態に治っているし、過去に怪我などしたときもあまり跡は残らず治っていたので、綺麗に治るんだろうなと勝手に思っていました。

ただ、実際どうかというと、手術をして3年ほど経った今も、結構目立つ残り方をしています。
白っぽくなってくれれば目立たないのですが、赤っぽいしどこからどう見ても傷。

老化か?老化によって皮膚の再生能力が低下しているのか?
それか、調子にのって術後すぐに腕とか上半身とかをたくさん動かしちゃったからかもしれない。たぶんそれ。
もう少し傷をいたわってあげれば良かったかなぁ。

これから胸オペを受ける方は、頭よりも高い位置に干した洗濯物を手術の翌日に取り込むとか、どこまで腕を上げても痛くないか毎日試してみるとか、そういうことはしない方がいいと思います。

まとめ

今回は、手術の方法や傷跡について、胸オペ前に気になっていたことや、事前に知りたかったことをまとめました。

「見てみないと判断できない」「やってみないと分からない」という部分が多かったです。
確かに冷静に考えればそれが当たり前なのですが、やはり手術が終わっていろいろ落ち着くまでは、不安がありました。

でも、結果としては、胸オペをして良かったと思っています。

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