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同性婚のデメリットってあるの?

同性婚 LGBTQ

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同性婚ができるようになるということは、
これまで権利を剥奪されてきた人たちが平等に結婚ができるようになるということなので、
メリットはあってもデメリットや不都合は別に無いですよね?

のはずなんですが、なんで同性婚できるようにならないんですかね本当に。

同性婚できると誰が困るのか?

古い価値観の政治家

同性婚が認められると困るのは、「伝統的な」「古い」家族観・ジェンダー観を強く持っている人くらいだと思います。
「男性は外で仕事をして、女性は家で家事をするべき」「父親・母親・子どもという家族構成が当たり前」のようなやつです。

そして、そういう価値観の人たちが法整備に携わっているのです。

世の中には、良い伝統もあるかもしれないけど、続けてはいけない伝統もあるんですよ。
「古き良き」があるなら「古き悪しき」もあるんですよ。

もちろん同性婚を実現しようと動いている人もいますが、
頭の固い人たちが「同性婚ってなんかヤダ」みたいな理由で、議論を進めようとしないのです。

平等な権利が必要

同性婚ができるようになったからといって、異性婚ができなくなるわけではないですし、異性愛者の権利が奪われるわけではありません。
でも、今は異性婚ができても同性婚ができず、同性愛者や戸籍上同性のカップルの権利は剥奪されているといえます。

人権ってなんだっけ?

別に特別扱いを求めているわけではなく、平等を求めているだけです。

憲法は同性婚を禁止しているわけではないですし、むしろ同性婚を認めないことの方が憲法違反だと思います。
2021年3月には、札幌地裁で「同性婚を認めないことは違憲」という判決も出ています。

同性カップルと子ども

同性カップルが子どもを育てるときに、「子どもがかわいそう」って言う人いるじゃないですか。
で、その場合ってかわいそうである理由は「親が同性カップルだから」じゃないですか。
親が悪いって思ってるってことですよね。

人の心配してる暇があったら、自分の差別意識に気づいてないことを心配した方がいいぞ。

「かわいそう」というのは、子ども本人の感情とは関係なく、周囲の人がその子どもに対して持つ勝手な感想です。

そして、この場合の「かわいそう」という発言は、「同性カップルの子どもは憐れまれるべき存在」という思考の上に成り立ってるんですよね。

その子どもが悲しい思いをするかどうかは、周囲の人間関係や環境に大きく左右されます。

同性カップルで子どもを持ちたい人たちが、自分たちの子どもが周囲から差別的な目を向けられてしまう可能性やそのリスクを全く想像しないというのは、考えにくいです。
子どもに対してどのように説明するか、周囲に対してどう対応するか、子どもが不必要に傷ついてしまうことが無いように考えているはずです。

それに対して、同性カップルが子どもを育てることに理解の無い人たちは、
教育に良くないとかいじめられるとか理由をつけて、「子どもがかわいそう」と言うのです。

つまり、「かわいそう」にさせるのは「かわいそう」という発言をする人たちです。

同性婚と少子化って関係ある?

同性婚できなければ異性と結婚するのか?

どうも「同性婚=少子化」理論の人は、同性婚ができなければ、同性愛者はみんな異性と結婚して子どもを産むと思っているようなんですよね。

そんなわけあるか。

結婚できないことが理由で、性的指向や性自認は変わらないだろうよ。

世代によっては、同性愛者であることを隠して結婚・出産等せざるを得なかった人たちもいるはずです。相当苦しい思いをしたのではないかと思います。

だからこそ、繰り返してはいけないのです。

少子化は別の問題

結婚したらみんな子育てをするわけではありません。
結婚してない人が子育てをしないわけではありません。
結婚をするかどうかと、子育てをするかどうかは、別の問題
です。

少子化は確かに今の日本にとって大きな社会課題ですが、同性婚とは別の問題です。
同性婚ができてもできなくても、それが理由で少子化が解決することは無いです。

同性婚と少子化の関係について強いて言うなら、

同性婚ができるようになれば、戸籍上同性のカップルが子育てをしやすくなる可能性はあると思います。
里親制度を使いやすくなったり、養子縁組をしやすくなったり。

それから、同性婚ができるようにならなければ、
結婚したいカップルは日本から出て行って、さらに少子化が進みそうな気がします。

同性婚ができないことによるデメリット

法律上は赤の他人

結婚ができないということは、どんなに長く一緒にいても、一緒に子どもを育てていても、法律上は家族ではないということです。

本人たちの意志で結婚をしないことを選択するのと、結婚がしたいのにできないというのは全く違います。

各自治体でパートナーシップ制度なども導入されていますが、法的な効力はありません。
ただ、パートナーシップ制度の利用者がどんどん増えていることからも、この制度や同性婚の需要があることが分かります。

結婚と同等の保障を得るにはお金がかかる

婚姻届を提出するには、そんなにお金がかかりませんよね。でも結婚をすると、途端に手厚い社会保障を手に入れることができます。
相続ができるとか、税制優遇とか、両親が親権を持てるとか、配偶者の在留資格とか、たくさんあります。

でも同性カップルが同じ社会保障を手に入れようと思うと、数十万かかるらしいです。
様々な書類を作らなければならず、時間も労力もかかるはずです。

さいごに

同性婚ができないというのは、考えれば考えるほど不平等です。

同性婚ができるようになることのメリットはあります。でもデメリットはありません。
同性婚ができないことによるデメリットはあります。でもメリットはありません。

法整備をする権力のある人たちは、いつになったらこの不平等を解決しようという気になるんですかね。

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